2013年11月30日土曜日

ハヌカの祭り


今年は11月28日(正確には27日の夕方)から
ユダヤ教のお祭り、「ハヌカの祭り」
紀元前2世紀に起きた歴史出来事に由来する祭りで
「ハヌカ」という祭りの名前は「奉納・献堂」という意味。
神殿奉献祭です。


異教徒によって奪われ穢されていた神殿を奪還し、
再び清めて神様に再奉献。
その時、用いるべき聖別された油が
たった一日分しか残されていなかったにもかかわらず
8日間燃え続けたことにちなんで、8日間祝われます。

窓辺にハヌキヤーと呼ばれる燭台が置かれ、
一日一本ずつろうそくを灯す本数が増え、
町じゅうに光があふれることから
「光の祭り」とも呼ばれます。

油にまつわる祭りなので、
祭り期間中は揚げ物や油料理、
揚げたお菓子やドーナツなど
大量に売られています。

写真はイスラエルの記念切手。
一本の種火+8本の燭台、
そして、下に書かれているスビボンと呼ばれる
四角いコマを回して遊ぶ習慣もあります。


2013年11月25日月曜日

動物⑤ゾウ


象という動物が聖書に登場するのは
旧約外典のマカバイ記のみ。

ギリシャの軍隊が戦いのために
象部隊を整えていました。


たちを各密集部隊に配置し、
鎖の胸当てを着け、銅の兜をかぶった
千人の兵士をそれぞれのに割り当て、
更にまた選ばれた五百人の騎兵を
それぞれのに配した。(Ⅰマカバイ6:35)」

そして、貴重なものとして、
古くから象牙が記されています。

「王は更に牙の大きな王座を作り、
これを精錬した金で覆った。(列王記上10:18)」

「バシャンの樫の木で、櫂を造り
キティムの島々の糸杉に牙をはめこみ
甲板を造った。(エゼキエル27:6)


2013年11月20日水曜日

動物④アイベックス

以前にも紹介した荒地の動物
アイベックス。雄鹿、羚羊
ヤギの仲間です。

ネゲブの国立公園にいる群れ


そして、死海近くで突然遭遇した野生の群れ。
立派な角とあごひげが特徴的です。
 
申命記の中に出てくる食べてもよい清い動物です。
「食べてよい動物は次のとおりである。
牛、羊、山羊、雄鹿、かもしか、子鹿、
野山羊、羚羊、大かもしか、ガゼル。
その他ひづめが分かれ、完全に二つに割れており、
しかも反すうする動物は食べることができる。
(申命記14:4-6)」
 
 


2013年11月15日金曜日

動物③子山羊


愛らしい、でもどこか挑戦的な子山羊。


この子山羊は野生ではなく、
イスラエルの動物園の中のものです。

 
「狼は小羊と共に宿り
 
豹は子山羊と共に伏す。
 
子牛は若獅子と共に育ち
小さい子供がそれらを導く。」

(イザヤ 11章6節)
 

2013年11月10日日曜日

動物②羊の群れ

 
聖書の中に頻繁に登場する動物の一つが羊。
 
生活にかかわる(食糧・衣服)
神への捧げものとして
欠かせないもの。
 
「献げ物を羊、山羊の群れから取って
主に和解の献げ物とする場合は、
雄であれ雌であれ、
無傷のものをささげる。(レビ3:6)」
 
 
人間の姿を譬えるために用いられたり、
神と人間の関係性を表すために
羊と羊飼いの姿が語られたり。
 

「わたしたちはあなたの民 あなたに養われる羊の群れ。
とこしえに、あなたに感謝をささげ
代々に、あなたの栄誉を語り伝えます。
(詩編79:13)」
 
 
 

2013年11月5日火曜日

動物①牛

聖書の古い時代から食糧として、
捧げものとして大切に用いられてきた牛。
現在もいろいろなところで
その姿を目にすることができます。
 
野外で放牧中の牛の群れや
 
キブツで育てられている仔牛。

「アブラハムは牛の群れのところへ走って行き、
柔らかくておいしそうな子牛を選び、
召し使いに渡し、急いで料理させた。
 アブラハムは、凝乳、乳、
出来立ての子牛の料理などを運び、
彼らの前に並べた。
そして、彼らが木陰で食事をしている間、
そばに立って給仕をした。」
(創世記18:7-8)