2013年5月27日月曜日

タボル山⑩ピクニック

 
クリスチャンにとっては
 
特別な巡礼地の一つですが、
 
イスラエルの人々にとっては、
 
行楽地であり、絶好のピクニックスポット
 


 たくさんの親子連れが訪れていました。


かわいい姿は注目の的でした



2013年5月24日金曜日

タボル山⑨展望と聖書の物語

山頂の展望台からは、はるか麓の方に
 
広がるエズレル平野や
 
キション川を見渡すことができます。
 


「タボル山」が聖書で最初に出てくるのは

士師記第4章。

女預言者デボラの時代です。



 「彼女は人を遣わして、

ナフタリのケデシュから

アビノアムの子バラクを呼び寄せて言った。

「イスラエルの神、主が

お命じになったではありませんか。

『行け、ナフタリ人とゼブルン人一万を動員し、

タボル山に集結させよ。

わたしはヤビンの将軍シセラと

その戦車、軍勢をお前に対して

キション川に集結させる。

わたしは彼をお前の手に渡す』と。」(士師4:6-7)

・・・

バラクは一万の兵を従え、タボル山を下った。
 
主は、シセラとそのすべての戦車、
 
すべての軍勢をバラクの前で混乱させられた。
 
シセラは車を降り、走って逃げた。(士師4:14-5)」


 
神様の助けによってイスラエルは勝利を勝ち取ったという場所です。
勝利の後のデボラの賛歌にキション川が出てきます。

キション川は彼らを押し流した
 
太古の川、キション川が。
 
わが魂よ、力強く進め。(5:21)
 
 
 

2013年5月22日水曜日

タボル山⑧積み重なる歴史


山頂に展望台が設けられていますが

そこに上る途中、

会堂の建物の横に

建物の土台の一部分を見ることができます。



ビザンチン時代のモザイクを始め、

形や大きさが異なる石は

それぞれ違う時代に作られたものです。

歴史の積み重なりを味わうことができます。


2013年5月20日月曜日

タボル山⑦教会堂

 
タボル山上の教会堂は
 
AD326年に
 
コンスタンティヌス大帝の母ヘレナによって
 
建てられました。

その後、イスラム教徒との戦いで破壊、
 
再建、要塞化が繰り返されました。
 

1263年には徹底的に破壊されて、
 
その後約400年間放置されていましたが、
 
1631年にフランシスコ会とギリシャ正教が
 
イスラムの支配者からここを買い取り、
 
それぞれの教会堂が建てられました。
 
現在の教会堂はビザンチン時代の土台の上に
 
19世紀以降に建てられたものということです。

 というわけで、

正面祭壇の右と左に壁を隔てて
聖フランシスコの祭壇と

もう一人の聖人(聖クララ?)の祭壇もありました。






2013年5月17日金曜日

タボル山⑥モーセとエリアの祭壇

真ん中の正面祭壇をはさんで

左右の建物には

それぞれモーセとエリアの祭壇が。



 
十戒の石版を持っているのがモーセ

祈りを捧げ、天から火が降っているのがエリヤ



 「ペトロが口をはさんでイエスに言った。

『主よ、わたしたちがここにいるのは、

すばらしいことです。

お望みでしたら、

わたしがここに仮小屋を三つ建てましょう。

一つはあなたのため、

一つはモーセのため、

もう一つはエリヤのためです。』」(マタイ17:4)



外から見ると3つの屋根があり、

それが合わさっている状態です。
ペトロが申し出た3つの仮小屋が

立派に建てられました。


2013年5月15日水曜日

タボル山⑤正面祭壇


 
建物に入り、正面祭壇の上方には、
 
イエスとモーセとエリヤ、
 
そして3人の弟子たちの姿が美しく描かれています。


 「・・・イエスの姿が彼らの目の前で変わり、

顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった。

見ると、モーセとエリヤが現れ、

イエスと語り合っていた。(マタイ17:2-3)」

 
祭壇前の天井も美しい壁画と装飾が。


 

2013年5月13日月曜日

タボル山④変容の教会

 
山頂には『変容の教会』と呼ばれる
 
立派な聖堂が建てられています。
3つの三角屋根が特徴的。
 
もちろん大切な意味があります。
 

新約聖書に記されている

イエスの栄光の姿への変容が起こった

“高い山=変貌山”ということの故です。

(聖書にはっきりと山の名前が

書かれているわけではないので

いくつか説があるということですが、

伝承として古くから言われています)



「六日の後、イエスは、ペトロ、

それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、

高い山に登られた。

イエスの姿が彼らの目の前で変わり、

顔は太陽のように輝き、

服は光のように白くなった。(マタイ17:1-2)」

2013年5月10日金曜日

タボル山③山道と眺望


山頂への道は

しっかり整備されていて、

普通の大きさの自家用車なら

そのまま頂上まで行けます。
しかし、かなり細めで

ヘアピンカーブの連続です。


息をのむような素晴らしい眺めと

命の危険をすら感じる豪快なハンドルさばき。


ドライバーはこの道の運転に慣れている

ということはよくわかっていても

かなりスリリングなひとときです。

もちろん帰り道も専用小型バス。


2013年5月8日水曜日

タボル山②乗り換え


タボル山の上
山の途中までは観光バスでも行けますが、
最後の山道は 大きな観光バスは通れません
専用の小型バスやタクシーに乗り換える必要があります。





2013年5月6日月曜日

タボル山①遠くと近くで

今日から紹介するのは『タボル山』

イスラエル北部のガリラヤ地方にあります。 

平野に立つ標高588mの円丘状の山。


写真の右奥の鉄塔のうしろ、
 
まあるく見えているのがタボル山。

さらに
 


近くまで行くと、このような様子です。
 
 

2013年5月3日金曜日

山上の垂訓教会3

 
小高い丘の上は、
 
人々が集まることができ、
 
誰でも容易に近づくことができた
 
とっておきの場所です。
 
 
そこで神の国の言葉、
 
すばらしい福音が告げ知らされました。
 
 
今も多くの人々が
 
この場所を訪れ、
 
神の言葉に耳を傾けています。



「憐れみ深い人々は、幸いである、
 

 その人たちは憐れみを受ける。

 心の清い人々は、幸いである、

 その人たちは神を見る。

 平和を実現する人々は、幸いである、

 その人たちは神の子と呼ばれる。

 義のために迫害される人々は、幸いである、

 天の国はその人たちのものである。」

(マタイ5:7-10)

2013年5月1日水曜日

山上の垂訓教会2

 
“祝福の山”Mount of Beatitudes
 
とも呼ばれています。
 
 

会堂の中のには

ここでイエス様が語られた

八つの幸いが記されています。

 

「心の貧しい人々は、幸いである、

 天の国はその人たちのものである。

 悲しむ人々は、幸いである、

 その人たちは慰められる。

 柔和な人々は、幸いである、

 その人たちは地を受け継ぐ。

 義に飢え渇く人々は、幸いである、

 その人たちは満たされる。」
 



(マタイ5:3-6) 前半4つ