2013年7月30日火曜日

神殿⑩歴史の積み重ね


下に行けばいくほど、
つまり深く掘れば掘るほど
古い時代になります。


戦争が起ったり、
時代が移り変わる出来事が起こると、
埋め立てられ、
その上に新しい町が作られていったからです。
 石の大きさ、加工の様子によって
どの時代のものかがわかります。

壁に空けられている穴は、
石を切り出し、加工するためのもの。

壁が作られていくその過程も
垣間見ることができます。




2013年7月27日土曜日

神殿⑨発掘中

 
地下のトンネル。
精巧に積み上げられて、
今もきれいなアーチが保たれています。

 このアーチの部分は、
ヘロデ王時代の神殿へのぼるための
アーチの下の部分です。


今も発掘・研究がつづけられている
トンネルが広がっています。



2013年7月24日水曜日

神殿⑧模型

 
ウエスタン・ウォール・トンネルの中には 
大きな神殿の模型が設置されており、
実際に目にしたり触れたりすることができる壁が
ほんの一部分であるということがよくわかります。

年代に従って変遷していく様子が、
実際に動いたり光がついたりして
見ることができます。




2013年7月21日日曜日

神殿⑦地下の壁


西の壁はさらに下に続いています。
第二神殿時代の人々が接していた壁は
地上からはるか下の部分。
 
地面に出ている壁も発掘される過程で、
だんだんと掘り下げられて、
数十年前にここを訪れた人が触った部分は
だいぶ上の方になっているそうです。


現在も地下では発掘や研究が進められていますが、
地表の壁はこれ以上露出させると、
壁自体が倒れて崩壊する危険性があるため、
地下に埋まったまま進められています。
その地下の壁を見に行けるのが、
『ウエスタン・ウォール・トンネル』
事前予約・申し込みをして、
ガイドに伴われて見学することがきます。


2013年7月18日木曜日

神殿⑥西の壁への訪問者


たくさんの人々が訪れていました。

宗教的な家族が一家で来ていたり


軍隊の人たち、



老夫婦や、観光客たちも。



2013年7月15日月曜日

神殿⑤ティシュア・ベアブ

 
ユダヤ暦では今年の7/16がアブの月の9日。
 
この日は、ティシュア・ベアブという特別な祝祭日。
(ヘブライ語で、ティシュアは9、ベアヴがアヴの月という意味)
 



日本語では「神殿崩壊日」
その名が示すように、

伝承によれば、紀元前586年のこの日に
バビロニア人によってエルサレムの神殿が破壊され、

その後建てられた第二神殿も紀元70年のこの日に
ローマ人によって破壊されたとされます。


神殿に関することだけでなく
ユダヤ民族の歴史にとって悲しみの記念日です。

時代を遡ると、伝承では
モーセに派遣された12人の斥候たちが、
偵察してきた「約束の地」について、
ひどい報告を行ったため、
人々が嘆き悲しみ、神がこれを見て怒り、
約束の地には入れなくなったのもこの日。
(民数記13-14章に記されている物語)

時代がくだり、紀元135年。
ローマ軍に反抗したバル・コクバの乱で、
バル・コクバや有名なラビ・アキバなどが
戦死したのがこの日ということ。


2013年7月12日金曜日

神殿④西の壁


西の壁(嘆きの壁)です。

女性と男性で祈りの場所が区切られています。


  聖なる祈りの場。

子どもたちは手前の方で

元気に走り回っていました。







2013年7月9日火曜日

神殿③ロビンソンアーチ



こちらは南の壁側です。

壁にあるでっぱりは

もとは神殿に通じる橋(アーチ)状の通路。
『ロビンソン・アーチ』と呼ばれています。

これを発見した人が英国の“ロビンソン”さん。





発見されたのは1836年のこと。

長い歴史を考えるとつい最近のことです。


この橋が使われていた当時は、
 
どんな風に呼ばれていたのでしょうか?
 
 

 

2013年7月6日土曜日

神殿②神殿の丘



神殿の丘、泣き壁と呼ばれる

第二神殿の西の壁へ。


 
手前にある屋根つきの部分は

セキュリティーチェックを受ける所。



そしてそのわきにあるのが考古学公園。

2013年7月3日水曜日

神殿①神殿の丘へ

何気なく通り過ぎる道の横にも

歴史を感じさせる遺跡の数々。


 
途中で壁の石の形状が変わり、

時代が積み重ねられていることがわかります。
 
石の積み方、加工の仕方で
 
どの年代のものかがわかるということ。
 
 
今は跡しか残っていなくても、
 
かつての様子が描かれているものが置かれているところもあります。